カタール航空によるアメリカン航空の株式取得計画を巡り、両社の舌戦がエスカレートしている。カタール航空のアクバ・アル・バクル最高経営責任者(CEO)は、同社の投資提案にアメリカン航空のダグ・パーカーCEOが「おびえている」と述べた。

ダグ・パーカー氏
ダグ・パーカー氏
Photographer: Christopher Goodney/Bloomberg

  アル・バクル氏は6日、アメリカンの株式取得計画が先月報じられて以来初めて公に発言し、パーカー氏の反対にかかわらず、魅力的な価格であればアメリカンの株式を取得する意向を示した。同氏はダブリンで、「近く公開市場で株式購入を開始したいと考えている。当社が望んでいるのは戦略的株主になることで、何をすべきか指示するつもりはない」と語った。

  パーカー氏ら米航空会社のCEOは何年か前にカタール航空などペルシャ湾岸地域の航空会社が政府支援で不当に優位性を得ていると主張を展開した経緯があるが、今回のアル・バクル氏の発言で緊張が再び高まっている。パーカー氏は先月、従業員宛ての書簡でアル・バクル氏の行動について「不可解」という言葉を使った。

アクバ・アル・バクル氏
アクバ・アル・バクル氏
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

  アル・バクル氏は記者団に対し、カタールがアメリカンの取締役会の承認を必要とせずに購入できる4.75%株式を取得した時点で、その投資の恩恵が明らかになるだろうと指摘。10%を超える出資は予定しておらず、外国の航空会社に認められる上限の20%を取得するつもりはもちろんないと述べた。さらに、カタールがアメリカンの取締役会の席を確保しようと試みることはないとも語った。
  
  アメリカンの広報担当は、パーカー氏の6月22日付の従業員宛て書簡に言及するにとどめ、それ以上のコメントを控えた。同書簡でパーカー氏は、アメリカンは「カタール航空からの申し出に特に興奮してはいない」としていた。

原題:American Airlines ‘Frightened’ by Stake Plan, Qatar CEO Says (1)(抜粋)

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