米国で自動車メーカーが新車販売の記録的ペースの維持に苦戦する中、トヨタ自動車はレンタカー会社など大口顧客向けで売り上げをてこ入れする計画だ。

  トヨタは大口顧客向け販売総数で昨年実績にほぼ匹敵する水準を目指しており、それには多少挽回が必要。北米本部長を務めるジム・レンツ専務役員によると、レンタカー会社などの大口顧客向けの出荷は今年前半に約20%減少した。

  レンツ氏はテキサス州プレイノに新設した北米本社の6日のオープンを前に電話インタビューで、「大口顧客向け販売の多くは年後半に予定されている。年後半は好調だと確信している」と語った。

  大口顧客向け販売は値引きを伴うため消費者向けよりも収益性が低くなりがちであることから、投資家やアナリストは差し引いて考える傾向がある。トヨタや同業のゼネラル・モーターズ(GM)などでは大口顧客向け販売が振るわず、業界全体の自動車販売は今年前半に毎月減少。今年の米自動車販売は2009年以降で初めて前年比マイナスになるペースとなっている。

  トランプ米大統領は、トヨタが10億ドル(約1130億円)を投じた新しい北米本社について声明を発表し、同社がやっていることを誇りに思うとともに規制撤廃と減税によって同社の米国事業のさらなる成長を支持すると言明。「われわれは再び世界の自動車の首都となりたい」と表明した。トヨタが同社のウェブサイトに大統領の声明を掲載した。

原題:Toyota Turns to Rental Cars for Boost in Slowing U.S. Market (1)(抜粋)

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