北朝鮮による米国に到達可能なミサイルの発射実験について、トランプ米大統領は「かなり重大な措置」を検討していると述べたものの、マティス米国防長官は両国が戦争に近づくとは必ずしも言えないとの見解を示した。

  6日に国防総省で記者団に対しマティス長官は、「この能力自体がわれわれを戦争に近づけるとは思わない」とコメント。4日の発射で不意を突かれたわけではなく、米国の「自制」が両国間のあからさまな衝突を防止しており、「外交は失敗していない」と付け加えた。また、大陸間弾道ミサイル(ICBM)は発射後すぐに米国のレーダーやミサイル防衛システムで把握されていたと説明し、発射実験は「重大な懸念」だと語った。

  北朝鮮によるICBM発射実験が初めて確認されたことは、同国の兵器プログラムを阻止するというトランプ大統領の公約の試金石となりつつあり、今週ドイツのハンブルクで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議の中心的議題となる見通し。トランプ米大統領は6日にポーランドで、北朝鮮が「このような行動を取ることは残念で、極めて危険なやり方だ。何らかの措置を講じなければならない」と述べた。その上で「レッドライン(越えてはならない一線)は決めていない」と付け加えた。

原題:Mattis Says U.S., North Korea Not Near War After ICBM Test (1)(抜粋)

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