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●日本株2万円割れ、原油大幅安で資源下落-円安一服の輸出も売られる

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  東京株式相場は反落し、日経平均株価は終値でおよそ3週間ぶりに2万円を下回った。海外原油市況の大幅安を受け石油や鉱業、商社など資源株が安い。為替の円安一服から輸送用機器やゴム製品、機械など輸出株も軟調、第1四半期の営業利益が市場予想を下回った良品計画など小売株も安い。

  TOPIXの終値は前日比3.10ポイント(0.2%)安の1615.53、日経平均株価は87円57銭(0.4%)安の1万9994円6銭。日経平均の2万円割れは6月16日以来となる。

  ドルトン・キャピタル・ジャパンの松本史雄シニアファンドマネジャーは、「米国の長期金利上昇や円安がやや一服し、バリュー株の動きが重い中、ナスダック先物が軟調でグロース株も弱くなり、投資家心理を冷ました」と指摘。前日公表の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録は強気派、弱気派が混在し、週末にかけた米重要統計の発表を前に「いったんポジションを落とす動きも出やすい」とも話した。

  東証1部33業種は石油・石炭製品、鉱業、ゴム製品、パルプ・紙、機械、卸売、小売、輸送用機器、銀行など21業種が下落。建設や鉄鋼、精密機器、サービス、医薬品、倉庫・運輸など12業種は上昇。建設は、「九州の大雨で復旧需要などの思惑が出た可能性もある」と東洋証券の浜田享征ストラテジストは指摘した。

  売買代金上位では、市場予想を下回る四半期業績とアナリストの間で東アジア事業の利益率悪化が警戒された良品計画が大幅安。3ー5月期が営業減益のローソンのほか、任天堂やブリヂストン、JXTGホールディングスやクボタも安い。半面、ゴールドマン・サックス証券が投資判断を「買い」に上げたニコン、セブン&アイ・ホールディングスとの業務提携が明らかになったアスクルが急伸。鹿島や大成建設など大手ゼネコンも高い。

  東証1部の売買高は16億8308万株、売買代金は2兆3105億円。上昇銘柄数は861、下落は1006となった。

●長期金利が約5カ月ぶり0.10%に上昇、需給懸念重し-日銀対応見極め

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  債券相場は下落。長期金利は約5カ月ぶりの水準となる0.10%に上昇した。需給悪化懸念を背景にした中期ゾーンの利回り上昇に連れて、長期や超長期ゾーンも売り圧力が強まった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.09%で取引を開始。午後に入ると売りが優勢になり、0.10%と2月15日以来の水準に切り上げた。新発5年物債利回りは2bp高いマイナス0.04%と、昨年11月以来の水準に上昇。新発2年物の378回債利回りは1.5bp高いマイナス0.105%まで売られた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「きのうの日本銀行の買い入れオペの弱い結果を受けて、5年債を震源とした中期ゾーンの軟化が継続しており、10年以下が引っ張られる形になっている」と説明。「きょうの30年入札がせっかく良い結果になったが、センチメントとしては回復し切れていない」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比10銭安の149円88銭で寄り付いた。午後には下落基調が強まり、結局は17銭安の149円81銭と、日中取引ベースで2月15日以来の安値で引けた。

  財務省がこの日実施した30年利付国債入札の結果は、最低落札価格が98円05銭と、市場予想の98円00銭を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.62倍と前回と同程度。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は9銭と前回の13銭から縮小した。

●ドル・円が一時113円割れ、FOMC議事要旨や北朝鮮懸念が重し

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が一時1ドル=113円台を割り込んだ。6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録でバランスシート縮小開始時期について意見が割れていたことが明らかになったことや、北朝鮮情勢への懸念がくすぶっていることを背景に、ドル売り・円買いが先行した。

  午後3時47分現在のドル・円は前日比0.1%未満安の113円21銭前後。朝方に113円31銭を付けた後、徐々に水準を切り下げ、午後に一時112円89銭まで下落した。その後は113円台前半に戻した。

  ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長は、「FOMC議事録は、ややハト派的な感じでドル・円の勢いがいったん鈍化。7日の米雇用統計が注目される」と指摘。また「北朝鮮懸念が盛り上がると円買いになる。株が売られて、ドル・円も圧迫され、瞬間的に円買いとなり、調整局面になる」と語った。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.1%安の1ユーロ=1.1338ドル前後。一時1.1330ドルまでユーロ安・ドル高に振れた。この日は、欧州中央銀行(ECB)議事要旨が発表される予定。

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