米ニューヨーク市マンハッタンの中古住宅販売件数は4-6月(第2四半期)に約2年ぶりの大幅増加となった。住宅購入者も見逃せないような値引きが背景。

  不動産鑑定のミラー・サミュエルと不動産仲介のダグラス・エリマン・リアル・エステートによる6日のリポートによれば、中古住宅の購入件数は前年比で16%増加し2597件に達した。不動産価格が全種類の平均で6.1%値下げされたため、買い手の関心が高まった。値下げ率は7.2%を記録した2012年7-9月(第3四半期)以来最大。

  高級マンションの売り手はさらに値下げに動いた。値下げ率は平均で10%と、10年末以来最大で、統計開始以来16年余りでは2番目の大きさだった。

  不動産仲介のハルステッド・リアル・エステートのダイアン・ラミレス最高経営責任者(CEO)は、「売り手は間違いなく情勢を理解した」と述べ、「『真剣な買い手が出てきたが行動を起こさない。だから行動を起こす理由を与えよう』と売り手側は話していた」と語った。

  昨年は、マンハッタンで中古住宅の在庫が増えたにもかかわらず売り手側が売却希望価格を高いまま押し通したことから、買い手側は住宅購入に二の足を踏んでいた。ただ、米大統領選以降の株価上昇で物件探しへの関心が高まり、売り手側は売れ残っていたアパートを処分する機会だと気付いたもようだ。

  

原題:Manhattan Home Sales Surge as Cuts Bring Prices to Buyers’ Level(抜粋)

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