米中両国は4月の首脳会談での合意に基づき、貿易不均衡是正に向けた「100日計画」で協議を重ねてきたが、100日目が近づく中で中国にとって最大の成果は、米国を交渉の席にとどめておいたことかもしれない。

  7月16日に終了する同交渉は米国産牛肉の中国向け輸出の14年ぶり再開など、ある程度の進展をもたらした。しかし、米国の2016年の対中貿易赤字額3470億ドル(約39兆2000億円)と比べると、わずかな改善にとどまる。

  まだ交渉は続いているものの、大きく進展する可能性は小さい。中国の習近平国家主席が7日からの20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて予定しているトランプ米大統領との会談を前に、米中関係の「後退」に不満を表したほか、北朝鮮問題を巡り緊張の高まる中で米国が北朝鮮と商業取引を続ける国との通商関係を見直す可能性があると表明したことが背景にある。

  中国銀行・国際金融研究所の王有鑫・研究員は、中国にとって100日間の交渉は米政府の怒りを買わずに友好的な経済関係を維持するためのジェスチャーだと指摘。「われわれは若干譲歩し、鼻薬を嗅がせる」と説明した。

原題:China-U.S. Trade Talks Near 100 Days With North Korean Jolt (2)(抜粋)

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