6日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  良品計画(7453):前日比5.5%安の2万7160円。2017年3-5月期営業利益は前年同期比3.9%増の119億円だったが、JPモルガン証券は日本と中国で販売好調の下、第1四半期の営業増益率はやや軟調に推移していると指摘した。東アジア事業は前年の高いハードルの影響が具現化し、業績数値面ではやや厳しい印象で、市場予想を上回る業績達成期待の高まりは下期以降になるとみる。

  ローソン(2651):3.4%安の7450円。3-5月期営業利益は前年同期比6.9%減の163億円だった。国内コンビニ事業が9.4%減益と低調。野村証券は、直営店増や廃棄ロスなど本部負担で費用が先行、高採算のカウンターファストフードなど改善の兆候はあるものの計画に届かなかったと指摘。次世代モデル構築で今後銀行設立が具体化すると、先行費用はさらに拡大すると分析した。

  建設株:鹿島(1812)が3.9%高の983円、清水建設(1803)が2.5%高の1216円、大成建設(1801)が2.2%高の1048円など。岩井コスモ証券の有沢正一投資調査部長は、建設株上昇について調整一巡感が出てきた可能性があると指摘。株価は割安な水準で好業績、良好な事業環境も期待でき、上昇スピードに対する警戒感以外、買わない理由はないとした。また、東洋証券の浜田享征ストラテジストは、九州地方の大雨で復旧需要などの思惑が出た可能性もあるとの見方を示した。

  アスクル(2678):6.6%高の3775円。セブン&アイ・ホールディングス(3382)と業務提携することが分かったと共同通信の報道を受けて午後に株価が上昇した。午後3時に両社は業務提携について正式発表。物流やネット通販で業務の効率化を図るほか、相互送客や新業態の生鮮ECビジネスなどを開始する。

  ニコン(7731):4.8%高の1849円。ゴールドマン・サックス証券は投資判断を「中立」から「買い」に引き上げ、コンビクション・リストに新規採用した。カメラのコスト改革とFPD露光装置の需要増で来期コンセンサスの切り上がりを予想。100%のシェアを持つ大型液晶投資(G10.5)の寄与が来期以降本格化するとともに、カメラと構造改革を昨年実施した半導体露光装置の底打ちを予測した。目標株価は1630円から2300円に変更。

  原油関連株:石油資源開発(1662)が2.5%安の2302円、JXTGホールディングス(5020)が2.1%安の497.5円、コスモエネルギーホールディングス(5021)が2.7%安の1794円など。5日のニューヨーク原油先物相場は前営業日比4.1%安の1バレル=45.13ドルと4週間ぶりの大幅安で引けた。石油輸出国機構(OPEC)主導の減産について、ロシアは削減幅拡大のどのような提案にも反対する方針が明らかになり、これを嫌気した売りが膨らんだ。東証1部33業種で石油・石炭製品は下落率1位、鉱業は2位。

  ユナイテッドスーパーマーケットホールディングス(3222):7.6%安の1075円。3-5月営業利益は前年同期比25%減の27億2200万円だった。野菜の相場低迷などで売り上げが伸び悩んだほか、人件費などの経費も増加した。会社側が据え置いた通期計画148億円に対する進捗(しんちょく)率は18%。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、営業利益は会社計画に数億円届かなかったもようで、株価への影響はややネガティブとの見方を示した。

  ジャパンディスプレイ(6740):5%安の210円。SMBC日興証券は5日に投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」、目標株価を280円から170円に引き下げた。新製品でサイズ転換を目指す中華スマートフォンメーカーが調達を見合わせる姿勢で、中小型LTPS液晶パネルは大きな調整局面を迎え、業績は会社計画を下回るリスクが拡大していると指摘。 18年3月期営業損益予想を380億円の黒字から360億円の赤字に下方修正した。

  イオン(8267):2.5%高の1737円。3ー5月期営業利益は前年同期比11%増の366億円と市場予想の344億円を上回った。総合スーパー(GMS)事業の営業赤字が103億円から67億円に縮小、ドラッグ・ファーマシー事業では24時間営業店舗拡大などで売り上げが好調に推移した。SMBC日興証券は、生鮮相場の下落など食品の事業環境が芳しくない中、着実に増益を確保した点は安心感を与える内容と評価した。

  ベネッセホールディングス(9783):2.5%高の4260円。大和証券は5日に投資判断を「4(アンダーパフォーム)」から「3(中立)」に引き上げた。主力の通信教育講座「進研ゼミ」の17年4月会員数が5年ぶりに下げ止まった点を評価。今後は進研ゼミの回復に加え、海外・介護事業の堅調な推移や語学の構造改革などアップサイドに期待を示した。新目標株価は4300円。
  不二越(6474):4.6%安の622円。16年12月-17年5月期営業利益は前年同期比20%増の77億2300万円だった。従来計画を10%上回ったものの、17年11月期営業利益計画は前期比44%増の160億円を据え置いた。岩井コスモ証券の西川裕康シニアアナリストは、小型ロボットや自動車部品を中心に上期業績は好調だったが、通期業績計画を据え置いたことがネガティブショックとなったようだと述べた。

  エービーシ-・マート(2670):1.7%安の6470円。3-5月期営業利益は前年同期比2.6%減の140億円だ った。大量出店による出店コストや販促の強化で宣伝費が増えた。ゴールドマン・サックス証券は、決算内容はおおむね会社計画通りで想定線としながらも、新ブランドや海外を含めた販路など新たな成長軸を見つけることが課題と指摘。投資判断は「中立」、目標株価は6100円を継続した。
  コシダカホールディングス(2157):4.1%高の3015円。17年8月期営業利益計画を54億6800万円から前期比23%増の58億9500万円に上方修正した。カラオケ事業での店舗運営適正化で既存店が増益、新店も好調に推移すると見込む。期末配当予想も16円から18円に積み増し、年間配当を36円(前期実績 32円)とした。

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