世界の主要国は協力して貿易不均衡に対応する必要があると、国際通貨基金(IMF)が指摘した。IMFは、貿易不均衡は世界経済の回復力を弱め、各国の関係を悪化させる可能性があるとしている。

  IMFは7、8両日にハンブルクで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議を前に世界経済に関する新たなリポートを発表。この中でIMFは、ドイツや韓国といった巨額の経常黒字を抱える国は投資や内需を増やす財政政策を講じるべきだと指摘した。一方で、米国や英国など巨額の経常赤字を抱える国は財政を引き締めるべきだとした。

  IMFのラガルド専務理事はリポート発表に合わせて投稿したブログで、「将来により大きな調整が起きないよう、黒字国と赤字国の双方が今こそこの問題と向き合うべきだ」と記した。またG20首脳会議は「世界の貿易システムを強化し、競争を促進しつつ公平な状況を作り出す強制力のある規則へのわれわれのコミットメントを再確認する良い機会」でもあると記した。

  IMFは世界の景気回復は軌道に乗っているとしつつ、成長のエンジンはシフトしたとも指摘。米経済は今年の早い時期に「ソフトパッチ(景気の一時的な軟化局面)」を経験し、欧州とアジアでは多くの国の経済が予想よりも速いペースで拡大したと説明した。

原題:IMF Urges Countries to Fix Imbalances as G-20 Braces for Trump(抜粋)

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