アマゾン・ドット・コムは今年で3回目となる会員向けセール「プライムデー」で、同社の音声認識機能「アレクサ」を利用して注文する消費者向けに特別割引を設定し、アレクサの利用拡大を再び促す。だが、コンピューターのマウスやタッチパネルを押しての買い物がまだ主流であり続けそうだ。

  アマゾンは、スピーカー端末「エコー」やセットトップボックス「ファイアTV」など音声認識機能を搭載した同社製品から注文する顧客向けのセールを5日に始め、100点余りの商品を提供する。10日に開始するプライムデーのセールでも、音声認識端末の利用者は一部商品に2時間早くアクセスできる。アマゾンは同様の特典を昨年のプライムデーならびにホリデーシーズンにも導入した。

  それでもディールニュース・ドット・コムが実施した消費者調査によると、アレクサが正しく注文できるか懐疑的だったり、音声認識機能を通じた買い物が単に不便だとみなされたりし、このような特典に関心はないとの回答が半数以上に上った。

  音声認識機能を搭載した商品はアマゾンにとって思いがけないヒット商品となった。音楽ストリーミングやキッチンタイマーの設定、レシピ検索などに利用されているが、ディールニュースの編集者であるベンジャミン・グレイザー氏は、買い物で利用したいと思わせるには至っていないと指摘。「音声の使用は障害になっていない。買い物にあたり手続きが増えるほか、購入判断の情報が少なくなる。これが問題だ」とし、「単に利点があるようには全く見えない」と語った。

  アマゾンは昨年のプライムデーで初めて、音声認識端末による注文には10ドル割り引く特典を提供したが、注文は約8万件にとどまった。

原題:Amazon Pushes Alexa for Prime Deals, But Some Shoppers Resist(抜粋)

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