モルガン・スタンレーのパリの投資銀行部門で230億ドル(約2兆6000億円)規模の買収案件で助言し同社のために1億ドル以上を稼いだバンカーが、130万ユーロ(約1億7000万円)の繰り延べボーナスの支払いを求め同社を雇用審判所に訴えた。

  ベルナール・ムーラ氏は3日、2015年に退社する前に稼いだボーナスの支払いをモルガン・スタンレーが拒否したと訴えた。同社の代理人の弁護士は、報酬プランは継続して勤務する「忠誠に報いる」ものだと同氏が知っていたと反論した。

  原告側の弁護士のエリック・マンカ氏は、フランスの法律ではそれは認められないとして「7月の給料が4年後にも同じ会社に勤めていなければ支払われないと言うようなものだ」と論じた。

  ムーラ氏は合併案件で助言した相手のパトリック・ドラヒ氏のアルティス・メディア・グループに移っていたが昨年、マクロン大統領の選挙戦のスタッフとなるために退社。モルガン・スタンレーでの12-14年の働きに対する主として株式による130万ユーロ相当の繰り延べ報酬の支払いに加えて16万ユーロの賠償を求めている。

原題:Morgan Stanley Banker Fights for Bonus After $100 Million Year(抜粋)

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