南アフリカの与党アフリカ民族会議(ANC)は、中央銀行の完全国有化に動き始めた。

  ANCの経済改革責任者を務めるイーノック・ゴードングワーナ氏は5日、ヨハネスブルグで行われたANC政策会議終了後の記者会見で、民間株主が南アフリカ準備銀行(中央銀行)の株式を保有しているのは「特異」であると述べ、中銀の完全国有化を目指す決議案をまとめたことを明らかにした。

  国有化案は12月に行われるANCの全国選挙人会議に提出される。ゴードングワーナ氏は、国有化は差し迫った計画ではないと述べた。さらに同氏はANCは中銀所有者の変更を協議してきたものの「これまでのところ実行できておらず原則論にすぎない」と話し、「株主に支払う資金さえない」と続けた。

  南ア準備銀は株主を持つ世界でも数少ない中銀の一つで、民間株主は1921年の設立以来存続している。政策や総裁人事の議決権は持たない。

原題:South Africa’s ANC Proposes That Central Bank Be State-Owned (2)(抜粋)

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