オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)はウェルス部門の売却先候補を数社に絞り込んだと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。実現すれば40億豪ドル(約3500億円)を上回る売却規模となる可能性がある。

  詳細は非公開だとして関係者が匿名を条件に語ったところでは、ANZはAIAグループ(友邦保険)とメットライフ、チューリッヒ・インシュアランス・グループに同部門買収の最終案を9月15日までに提示するよう求めた。選考に残った候補は今後、詳細なデューデリジェンス(資産査定)を実施し、同部門の経営陣との会合を開くことになるという。

  ANZのシェイン・エリオット最高経営責任者(CEO)は4日、シンガポールでのインタビューで、売却プロセスは順調に進んでおり、売却先候補数を最大5社から「2、3社」に絞り込むと述べたが、候補の具体的な名前は明らかにしなかった。同CEOは「今年末までにどこと手を組むかを発表できるだろう」と語った。

  オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー(AFR)紙が先に関係者を引用し、売却先候補の絞り込みについて報じていた。ANZの広報担当は買い手候補の詳細についてコメントを控えた。AIAとメットライフ、チューリッヒのいずれの関係者からもコメントは得られていない。

原題:ANZ Said to Narrow Bidders in $3 Billion Sale of Wealth Business(抜粋)

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