アジア通貨の中でも好調さが目立つ台湾ドルの上昇が終わりつつあると地元のトレーダーらはみている。

  ブルームバーグが外国為替トレーダー17人を対象に実施した調査の予想中央値によれば、台湾ドルは今年を1米ドル=31台湾ドルで終える見込み。6月30日の終値からは1.8%下落することを示唆している。台湾株への力強い資金流入を受け、台湾ドルは1-6月(上期)に6%上昇した。

  調査参加者の過半数は海外投資家の資金が今後1年で純流出となる可能性が高く、台湾の中央銀行は安定的から弱めの台湾ドルのバイアスを示すだろうと答えた。

  ブルームバーグが追跡する11のアジア通貨の中で、台湾ドルの年初来の上昇は最良。ただ台湾ドルは6月に今年初めて月間ベースで下落。株式への資金流入が鈍った上に、介入観測も再び広がった。

  マラヤン・バンキングの外為ストラテジスト、クリストファー・ウォン(黄経隆)氏(シンガポール在勤)は、「台湾のインフレ率は低く、中銀は利上げを急いでいない。これが資金流出圧力につながるだろう」と述べた。

原題:Taiwan Dollar’s Asia-Best Rally Seen Halting in Second Half (1)(抜粋)

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