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●日本株反落、北朝鮮脅威や米株不透明-任天堂などグロースや小型安い

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  東京株式相場は反落。北朝鮮のミサイル発射で極東の地政学リスクが懸念され、テクノロジー株を中心とした米国株の先行き不透明感も重しとなった。任天堂や東京エレクトロンなど6月までの上昇が目立っていたグロース銘柄のほか、中小型株や新興市場銘柄が安い。

  TOPIXの終値は前日比4.71ポイント(0.3%)安の1609.70、日経平均株価は23円45銭(0.1%)安の2万32円35銭。TOPIXグロースとバリュー指数の推移をみると、グロースが0.6%安だったのに対し、バリューは0.1%高とプラスで終了。

  アイザワ証券投資顧問室の三井郁男ファンドマネジャーは、米国の独立記念日による祝日を控え、「海外の取引参加者が少ない中、日本のグロース株の代表格とみられる東京エレクトロンなど半導体関連株が下げ、市場センチメントに良くない影響を与えた」と言う。また、北朝鮮を巡る報道が「利益確定売りのきっかけになった」ともみていた。

  東証1部33業種はその他製品やサービス、空運、精密機器、電機、化学、食料品など24業種が下落。その他製品の任天堂は4月中旬以来、投資家の短期売買コストの25日移動平均線を割り込んだ。輸送用機器や海運、鉱業、保険、その他金融、石油・石炭製品など9業種は上昇。輸送用機器は、6月の国内自動車販売が前年同月比13%増だったことなどが好感された。

  売買代金上位ではソフトバンクグループや東エレク、パナソニック、ローム、リクルートホールディングス、ブイ・テクノロジーが安い。増資による希薄化懸念の出光興産は急落。半面、トヨタ自動車やSUBARU(スバル)、芦森工業、JXTGホールディングス、オリックスは高い。出光の増資で経営統合確度が高まったとみられた昭和シェル石油は急伸。

  東証1部の売買高は18億5772万株、売買代金は2兆5054億円、代金は前日から22%増えた。上昇銘柄数は530、下落は1374。

●超長期債が安い、海外金利上昇で売り圧力強い-30年債入札に警戒感も

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  債券市場では超長期債相場が安い。海外の金利先高観がくすぶる中、国内債市場で6日に行われる30年債入札への警戒感が強まり、売り圧力が掛かった。一方、この日実施の10年債入札が順調だったことから、下値は限定的となった。

  現物債市場で新発20年物の161回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値から0.5ベーシスポイント(bp)高い0.60%に上昇。その後は0.595%に戻した。30年物55回債利回りは一時1.5bp高の0.865%と、新発債として4月6日以来の水準まで売られた。新発40年物の10回債利回りは1bp高い1.045%と、5月25日以来の水準に上昇。長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは横ばいの0.08%での推移が続いた。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「海外の金利がまだ上がりそうな雰囲気もあり、積極的に買いにいく感じではない」と指摘。「今週末に発表される雇用統計まで経済指標を見ながら米国の利上げを織り込む可能性も残る中、国内で30年入札が控えており、超長期が弱くなりやすい」とみる。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比4銭安の150円12銭で取引を開始。一時150円09銭まで水準を切り下げたが、午後には横ばいまで値を戻す場面もあった。結局は1銭安の150円15銭で引けた。

  財務省が実施した10年利付国債入札の結果によると、最低落札価格が100円19銭と、市場予想100円17銭を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.77倍と、前回の3.64倍から上昇。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は1銭と、前回2銭から縮小した。

●円が全面高、北朝鮮情勢を巡る警戒でリスク回避の動き強まる

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  東京外国為替市場では円が全面高。米国の独立記念日による祝日を控える中、米供給管理協会(ISM)製造業景況指数の大幅な改善を受けた前日のドル買いの動きは一服。北朝鮮のミサイル発射や同国による重大発表への警戒から円買いが強まった。

  ドル・円相場は午後3時12分現在、前日比0.4%安の1ドル=112円98銭。朝方は一時113円46銭と前日付けた約7週間ぶり高値113円47銭に迫るなど堅調に推移したものの、仲値にかけてはドル売りが優勢となった。さらに北朝鮮によるミサイル発射の報道や同国による重大発表への懸念から、リスク回避の株安・円買いが強まり、ドル・円は112円89銭まで下げた。

  NBCフィナンシャル・マーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)は、「前日の強いISM製造業景況指数を受けて、ドル・円やクロス円はロング(買い持ち)になっていた」と指摘。それだけに「北朝鮮による重大発表ということで、何が出てくるか分からないだけに、こうしたポジションは撤収せざるを得ないという感じになっている」と説明した。

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