4日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  出光興産(5019):前日比11%安の2896円。公募増資で最大1385億円を調達する、と3日に発表。発行済み株式総数は最大で30%増える。野村証券は、創業家の株式保有比率低下で昭和シェル石油(5002)との経営統合の実現性が高まる一方、希薄化懸念から株価下落のリスクも考えられると指摘した。昭シェルは7%高の1125円。

  キユーピー(2809):7.3%安の2717円。2016年12月ー17年5月期(上期)の営業利益は前年同期比4.4%増の148億円と、従来計画の156億円を下回った。主力のマヨネーズなど調味料が堅調だった半面、米国鶏卵相場の下落を受けたタマゴのほか、加工食品が低調だった。17年11月期計画を330億円から前期比4%増の310億円に下方修正。SMBC日興証券は、新たな営業利益見通しは市場予想を下回り、会計処理の影響を除けば実質5%の減益と指摘した。

  象印マホービン(7965):14%安の1135円。17年11月期の営業利益計画を100億円から87億円に下方修正。国内で需要停滞、販売・価格競争の激化などが想定を上回った。ゴールドマン・サックス証券は、今期から3年かけて内外で単価下落の影響が出ると予想していたが、今第2四半期で特に国内で想定以上に炊飯器に影響があったと指摘。今期以降の営業利益予想を減額し、目標株価を1700円から1600円に下げた。

  自動車株:SUBARU(スバル、7270)が2.5%高の3946円、トヨタ自動車(7203)が1.9%高の6060円、ホンダ(7267)が2%高の3128円。日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が公表した6月の国内自動車販売(登録車・軽自動車合計)は前年同月比13%増の47万7470台。野村証券では、登録車はスバルを中心に想定以上に好調と評価した。一方、6月の米国自動車販売はスバルが12%増、トヨタが2.1%増、ホンダ0.8%増など。

  防衛関連株:防衛機器の石川製作所(6208)が20%高の1245円、防衛省向け機器メーカーの東京計器(7721)が4.4%高の285円、ジャスダック市場では自衛隊向け照明弾の細谷火工(4274)が20%高の891円など。北朝鮮が4日午前に日本海に向けて弾道ミサイルを発射した。日本政府はミサイルが約40分間飛行し、日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したと推定。韓国の聯合ニュースは、北朝鮮が午後3時半に重大発表すると報じた。

  原油関連株:石油資源開発(1662)が1.4%高の2363円、国際石油開発帝石(1605)が1.1%高の1099円、JXTGホールディングス(5020)が2.5%高の508.8円。3日のニューヨーク原油先物は2.2%高の1バレル=47.07ドルと8営業日続伸。米国の石油リグ(掘削装置)稼働数が過去最高水準から減少したことが引き続き材料視された。市況反発の継続で業績への警戒感が和らぐ。

  フマキラー(4998):6.8%高の1024円。環境省が4日、大阪南港(大阪市住之江区)で強い毒を持つ「ヒアリ」の女王アリとみられる死骸を見つけたと発表した、と毎日新聞電子版が報じた。女王アリと確認されれば国内初で、大阪港で定着して繁殖していた可能性があると伝えている。フマキラーはヒアリ対策で商品や情報を提供するなど、駆除作業に協力している。

  東邦チタニウム(5727):7.1%安の810円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は3日に投資判断を「オーバーウエート」から「中立」、投資判断を1260円から840円に下げた。チタン使用量の多い大型機受注が芳しくないことなど業界全体の要因に加え、新製品開発に向けての研究開発費などのコスト積み増し局面が続くことなどを挙げた。

  ヨンドシーホールディングス(8008):5%安の2614円。3-5月(第1四半期)営業利益は前年同期比13%減の13億4100万円だった。主力のジュエリー事業が減収減益。SMBC日興証券は、昨年6月以降、百貨店でのブライダルフェア参加見直しや4℃BRIDALでの型数絞り込みによるマイナスの影響が強まったためと分析した。

  ネットワンシステムズ(7518):4.5%高の1133円。ジェフリーズ証券は3日、投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に2段階上げ、目標株価を900円から1250円に見直した。公共市場セクターがことしピークアウトするとの見方を修正、売り上げのドライバーは従来の通信事業者市場から、民間市場と公共市場に移ったと指摘。プロジェクトの手順見直しでマージンの改善は本物とみる。

  クボタ(6326):1.3%高の1920.5円。UBS証券は3日に投資判断「買い」で調査を開始した。北米の市場回復はまだ株価にフルに織り込まれていないほか、中国農機市場の機械化や大型化の波から享受する恩恵は大きいなどと指摘。目標株価は2250円に設定した。

  ウエルシアホールディングス(3141):4.1%高の4240円。3ー5月(第1四半期)営業利益は前年同期比4割強増え、65億円前後となったもようと4日付の日本経済新聞朝刊が報道。調剤薬局部門の伸びで利益率が向上した上、深夜営業の拡大、弁当など食品の品ぞろえ強化でコンビニエンスストアの顧客も取り込んだという。

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