中国の資本流出規制が、現代版シルクロード「一帯一路」構想への資金提供を目指す海外投資家に恩恵を与える可能性がある。オーストラリアのインフラファンドを運用するグラント・ドーリ-氏が指摘した。

  へイスティングス・ファンズ・マネジメントのアジア太平洋責任者を務めるドーリー氏は、メルボルンでのインタビューで、習近平国家主席が提唱した一帯一路の成功に向けて、中国はオフショアの支援を必要としており、中国の厳しい資本流出規制で生じる資金の空白を外国勢が穴埋めできるだろうと述べた。

  ウエストパック銀行の子会社であるヘイスティングスの運用資産額は128億豪ドル(約1兆1100億円)。メルボルンに本社を置く同社は、ロンドンとシンガポール、ニューヨーク、ソウルに拠点を持つほか、豪州と英国でエネルギー資産を所有し、復星国際や招商局集団など複数の中国企業と提携している。

  ドーリー氏は「中国はわれわれのような存在を必要としている。中国側は投資したいがこうした逆風もある。その空白を埋める真の好機が到来している」と語った。

原題:Belt and Road Investors See Opportunity in China Capital Limits(抜粋)

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