ビル・ミラー氏が再び勢いに乗っている。

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、同氏が運用する「ミラー・オポチュニティー・トラスト」(運用資産15億ドル=約1700億円)は、6月30日までの1年間のリターンが49%と、ダイバーシファイド・ファンドの中では同期間の運用成績がトップとなった。1年前のリターンはマイナス27%だった。

  15年連続でS&P500種株価指数を上回る運用成績を挙げたことで知られるミラー氏は、小売りや金融、航空といった業界で大きく値下がりした証券を買い入れたことが奏功し、高リターンを達成した。ミラー・オポチュニティー・トラストの最大保有銘柄である家具販売のRHは、株価が年初以降に2倍余りに上昇した。またJPモルガン・チェースのワラントの一つは、過去1年間に価値が100%超上昇。また同期間にMGICインベストメント株は88%、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス株は83%それぞれ値上がりした。

  共同ポートフォリオマネジャーとして長年ミラー氏と資産運用に携わるサマンサ・マクレモア氏はインタビューで「1年前は景気減速やリセッション(景気後退)が懸念されていた」とし、「当時われわれは多くの保有証券に目を向け、それらが大きな価値を持っていると判断した」と説明した。  

原題:Bill Miller on Top Again as Underdog Picks Turn Into Big Winners(抜粋)

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