中国本土と香港の債券市場を結ぶ「債券接続」が3日、始まった。オフショア投資家が香港経由で10兆ドル(約1130兆円)規模の本土債券市場に投資できるようになったが、取引初日の市場での反応は薄かった。

  銀行間資金の取引センターNIFCのウェブサイトに掲載された資料によれば、初日の売買代金は70億元(約1160億円)。そのうち買い注文は49億元。香港取引所の債券・為替商品開発責任者ジュリアン・マーティン氏は投資家フォーラムで、約130の新規投資家がこのプログラムに登録したと述べた。

  株式売買では香港証券取引所と上海、深圳両証取の相互取り次ぎが行われており、債券接続はそれに続くもの。ただ債券接続は今のところ、香港から本土側への一方向の注文しか認められていない。中国国債の10年物利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.60%。

  中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝副総裁は香港での接続開始式典で、「人民元建て資産を必要としている海外投資家が一段と増えている。債券接続はグローバル投資家の需要増大を満たすものだ」と述べた。
 
  HSBCホールディングスやスタンダードチャータード、シティグループなどが3日、債券接続でマーケットメーカーとしての最初の取引を完了したと発表した。

原題:China’s Hong Kong Bond Link Gets Underway to Muted Reaction (2)(抜粋)

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