米トランプ政権は南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島のトリトン島周辺にミサイル駆逐艦「ステザム」を派遣した。米当局者が明らかにした。トランプ大統領は今週、中国の習近平国家主席と会談する予定。

  米海軍は2日、中国とベトナム、台湾が領有権を主張するトリトン島の12カイリ(約22キロ)内にステザムを派遣。同当局者によれば、こうした作戦は通常、少なくとも数週間前から計画される。公に話す権限がないことを理由に匿名で語った。

  今回の駆逐艦派遣は、北朝鮮の核兵器・ミサイル開発プログラムの阻止に向けた中国の取り組みに対する米政府の不満を示唆している可能性もある。ホワイトハウスはこの数週間、北朝鮮との関わりがある中国企業を制裁対象に加えるなどの措置を講じてきた。

  中国外務省の陸慷報道官は声明で、米国の動きに対応するため軍の艦艇と航空機を派遣したと説明。「中国は米国側に対し、わが国の主権を侵害し安全保障を脅かすこのような挑発的行動を直ちにやめるよう強く促す。国家主権と安全保障のため必要なあらゆる手段を引き続き講じる」と述べた。

  トランプ大統領と習主席は、独ハンブルクで7日から始まる主要20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて会談する。両首脳はまた、米国時間2日夜(日本時間3日午前)に電話協議する予定。

原題:U.S. Navy Sends Warship Near Disputed South China Sea Island (1)(抜粋)

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