欧州中央銀行(ECB)のメルシュ理事は2日、フランクフルトで開催されたドイツ連邦銀行(中銀)一般公開の2日目のイベントで、金融政策がいずれは修正されるとの認識を示した。

  メルシュ理事はECBによる2兆3000億ユーロ(約294兆円)の債券購入プログラムとマイナス金利政策が「景気回復」に寄与しているが、「その動きはまだ自律的ではないため、この政策に辛抱強くなる必要がある」と指摘。その上で、インフレが目標を突破する前にECBが政策を変更する可能性があるとも述べ、低金利に不満を持つ独国民に希望を持たせた。

  同理事は「2%に到達する必要があるとしている他の国々とは異なり、われわれは中期的にうまくいく水準に達する必要があると説明している」とし、「金融政策を調整する上で、インフレ率が2%に達するのを待つ必要は必ずしもない」と述べた。

  バイトマン独連銀理事は同日、メルシュ氏に先立ち講演し、「われわれは現時点で、経済情勢がかなり前向きだと認識している」と指摘。「これが持続的にインフレ率に影響していけば、金融政策を引き締める必要が出てくる。それは金融政策に完全にブレーキをかけるのではなく、アクセルから少し足を離すことだ」述べた。
 

原題:ECB’s Mersch Joins Weidmann in Explaining Policy Path to Germans(抜粋)

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