生活費急騰が英国の家計に及ぼす全体像が、経済統計で明らかになった。

  英政府統計局(ONS)が30日発表した1-3月(第1四半期)の統計によると、所得のうち貯蓄に回る比率は1.7%と、昨年10-12月(第4四半期)の3.3%を下回り、1963年の統計開始以降で最低を記録。実質可処分所得は前期比1.4%減少。減少は過去40年で初めての3四半期連続となった。

  国内総生産(GDP)確定値は前期比0.2%増で、改定値と変わらずながら1年ぶりの低い伸び。欧州連合(EU)離脱を決定づけた国民投票後の経済をけん引してきた個人消費は0.4%増に上方修正されたものの、0.7%増だった第4四半期のほぼ半分のペースにとどまった。

  GDPは前年同期比では2%増。前期比年率は0.9%増で、米国の1.4%増を下回った。

  ポンドは統計発表後に対ドルで下落。ロンドン時間午後0時50分現在は、前日比0.2%安の1.2979ドル。

原題:U.K. Saving Ratio Falls to Record Low as Squeeze Takes Toll (3)(抜粋)

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