国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株は反落、米テクノロジー株安嫌気し広く売り-2万円割れ場面も

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は反落。テクノロジー中心に米国株が下落し、投資家心理が悪化した。リスク回避の動きから電機や精密機器など輸出株、食料品や情報・通信、サービスなど内需株まで幅広く売られ、成長期待のあるグロース銘柄が相対的に安い。

  TOPIXの終値は前日比12.17ポイント(0.7%)安の1611.90、日経平均株価は186円87銭(0.9%)安の2万33円43銭。日経平均は19日以来、一時2万円を割り込んだ。

  プリンシパル・グローバル・インベスターズの板垣均社長は、「米欧中央銀行の政策変更がイールドカーブに与える影響が懸念されている上、もしかしたら日本銀行もことし後半に何かやってくるのではないか、というスペキュレーションも入っている」と話した。

  東証1部33業種はその他製品や食料品、その他金融、サービス、証券・商品先物取引、情報・通信、精密機器など30業種が下落。鉱業や鉄鋼、保険の3業種は上昇。売買代金上位では任天堂、リクルートホールディングス、オリックス、ブイ・テクノロジーが安い。半面、野村証券が業績予想を増額した住友化学のほか、三菱重工業やJFEホールディングスも買われた。

  東証1部の売買高は19億6897万株、売買代金は2兆6024億円、代金は4日連続で増え、16日以来の多さだった。値上がり銘柄数は490、値下がりは1409。

●長期金利が3カ月半ぶり高水準、欧米金利上昇警戒-弱めのオペ結果も

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は下落。長期金利は3カ月半ぶりの水準まで上昇した。欧米で金融緩和を縮小する動きが広がるとの観測を背景に長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行した。日本銀行が実施した長期ゾーン対象のオペ結果が弱めとなったことも相場の押し下げ要因となった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.065%で開始。その後は0.085%と3月15日以来の水準まで売られた。前日は新発10年物として業者間取引を仲介する日本相互証券で、約2カ月ぶりに取引が成立しなかった。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「海外の中央銀行当局者によるタカ派発言を背景に、海外金利の一段上昇を警戒して買いが乏しい中で売りが売りを呼ぶ展開になっている」と説明。「きょうは日銀のオペ運営方針の発表も控えて、恐らく減額はないと思われるが警戒感があって買い進めにくい」面もあると言う。

  超長期債も安い。新発20年物の161回債利回りは4bp高い0.60%と約1カ月ぶり、新発30年物の55回債利回りは4.5bp高い0.855%と3カ月ぶり水準にそれぞれ上昇した。新発40年物の10回債利回りは2.5bp高い1.015%と約3週間ぶり高水準を付けた。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比9銭安の150円35銭で取引開始。午後に入るとオペ結果を嫌気して下げ幅を拡大し、一時は150円03銭と3月半ば以来の水準まで下げ、結局は33銭安の150円11銭で引けた。

  日銀が実施した長期国債買い入れオペでは、残存期間「5年超10年以下」が4500億円、物価連動債が250億円と、ともに前回と同額。オペ結果によると、5年超10年以下の応札倍率は前回からやや低下したが、落札金利は市場実勢を上回った。

●円が上昇、株安連鎖で買い先行-ドル・円は3営業日ぶり安値

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場では円が上昇。欧米株安に続くアジア株の下落を背景に円買いが先行し、ドル・円相場は一時3営業日ぶり安値を付けた。

  午後4時32分現在のドル・円は前日比0.1%安の112円08銭。午後は米長期金利が時間外取引でじり高となる中、下げ幅を縮小する場面もあったが限定的だった。前日の海外市場では112円93銭と5月17日以来の水準までドル高・円安が進んだ後、欧米株の下落を受けて111円台後半まで反落した。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)マーケッツ本部外国為替・コモディティー営業部の吉利重毅部長は、「ユーロやポンド主導でドル売りになる中で、クロス円(ドル以外の通貨の対円相場)がドル・円をサポートしていたが、ドル・円単体での買い材料は堅調な株が中心だったこともあり、株が軟調な中でドル・円は下がった」と説明。「昨日の今日で海外株が大きく持ち直すことも想像しづらく、ドル・円は111円10~20銭くらいまでの下値リスクもあるのではないか」と話した。

  ブルームバーグのデータによると、円は主要16通貨の大半に対して買い優勢となっている。今週の市場では欧州やカナダの中銀総裁のタカ派発言を受けて欧州通貨高やカナダドル高が進み、円の重しとなっていた。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE