香港小型株の一部銘柄が今週急落した原因は、違法な空売りだった可能性がある。香港取引所がこうした見方を示した。

  香港取引所の広報担当者によると、取引所の李小加最高経営責任者(CEO)は29日、香港で禁じられているネイキッド・ショート・セリング(裏付けとなる株式を借りずに行う空売り)が大幅下落を引き起こしたかもしれないと述べた。李CEOはその上で、複数の要因が絡み合って下げが大きくなった可能性を指摘。市場の不正行為を取り締まるために香港証券監督当局と協力すると説明した。

  世界4位の香港株式市場で27日に起きた急落の原因を、投資家はまだつかみかねている。大きく値下がりした銘柄が、アクティビストのデービッド・ウェブ氏が「謎のネットワーク」と表現する複雑な株式持ち合い関係にあったことを指摘する声は多いが、実際に何が急落の引き金になったのかは依然分かっていない。

  27日には傘メーカーの集成傘業漢華専業服務が前日比90%超の下げに見舞われた。

原題:Illegal Short Sales Under Scrutiny in Hong Kong’s ‘Enigma’ Crash(抜粋)

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