6月は人民元の上昇を目指す中国当局と下落を見込むトレーダー間で綱引きが激しくなった。

  人民元はドルに対し年初来高値で6月に入ったが、中国の経済成長がピークを打った可能性を巡る懸念から元に対する弱気な見方が広がり、その後の2週間で0.6%下げた。これを受け中国人民銀行(中央銀行)は行動を起こしたもようで、過去2週間で少なくとも3回の元買い介入を実施し、元相場を昨年11月以来の高値まで押し戻したとの観測が出ている。

  人民元の上げは30日も続いている。だが、ストラテジストらの先安感を変えることはほとんどできていない。

  コメルツ銀行の周浩シニアエコノミスト(シンガポール在勤)は、「投資家は資産の分散を目的にドルを常に買いたがるため、人民銀は最終的にこのゲームに勝つことはなく、元は下落することになるだろう」と指摘。年末までにさらに4.9%下げると見込んでいる。

原題:Yuan Rides a Roller Coaster in June as China Fights Market (1)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE