ナイキの株価が29日、通常取引終了後の時間外取引で急伸した。好調な売り上げ見通しを示した上、アマゾンやインスタグラムのユーザーが直接スニーカーを購入できるようにする計画を明らかにしたのが好感された。

  ナイキによると、今年の増収率は為替変動の影響を除いたベースで1桁台の半ばから後半となる見込み。成長加速見通しを受けて株価は同日の時間外取引で一時8.5%上昇し57.69ドルを付けた。

  同社は主力の北米市場を中心とした業績伸び悩みで競争力を失いつつあるとの懸念が高まっていたが、29日の発表では同地域での回復見通しを示し投資家に安心感を与えた。北米販売は2018会計年度(17年6月-18年5月)の前半に減少するものの、通期では増加する見込みで、マーク・パーカー最高経営責任者(CEO)は新製品が復活の鍵になると述べた。

  この日発表された3-5月(第4四半期)1株利益は60セントと、アナリスト予想の50セントを上回った。売上高は5.3%増の86億8000万ドル(約9700億円)で、アナリスト予想平均は86億3000万ドルだった。

  同社は3カ月前に予想を下回る売上高を発表して株主を動揺させ、ドイツのアディダスなどのライバルに市場シェアを奪われているとの懸念を招いていたが、今回の決算発表では海外市場を中心にシェア防衛で健闘していることを示唆した。

  ナイキは提携する小売業者を通さずに消費者に直接販売する取り組みを進めており、その一環として人気写真共有アプリのインスタグラムを通じてシューズ販売を行うプロジェクトを発表した。また、アマゾン・ドット・コムのウェブサイト上でシューズを直接販売する計画も確認した。同計画はブルームバーグが先週、関係者の話を引用し伝えていた。

  
原題:Nike Rallies After Rosy Sales Outlook Restores Investors’ Faith(抜粋)

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