中国の習近平国家主席は、分断を深める香港への支援を中央政府が継続すると確約し、市民の不安払しょくに努めた。国家主席の訪問に備えて香港当局は厳重な警備を敷き、民主活動家らの声が直接届くのは容易ではなさそうだ。

  習主席が香港を訪問するのは2012年の共産党総書記就任以降で初めて。香港返還20周年に合わせ、3日間の予定で29日に香港入りした。到着後に習主席は、香港の自治が成功している裏側には「一国二制度」の枠組みがあることを中央政府は考慮していると言明。「香港は常に私の心の中にある。中央政府はこれまで通り香港の発展を支援する」と述べた。香港では過去数年、中央政府に対するデモが頻発している。

香港到着後に話す習主席
香港到着後に話す習主席
Photographer: Anthony Kwan/Bloomberg

  一方、その後開かれたイベントで習主席は、小規模だが強力なムーブメントを起こした香港独立派を「効率的に制圧した」として、近く退任する梁振英行政長官を称賛した。

  習主席が出席する行事は時間的に短く慎重に管理され、主席が反体制派の市民と対面する可能性は低かった。香港警察はデモ隊が主席に接近することが決してないよう、総勢2万9000人の警察官のうち3分の1余りを24時間体制で常時配備する予定だ。

原題:China’s Xi Tries Soft Touch on First Day in Divided Hong Kong(抜粋)

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