ドイツ:6月インフレ率、予想に反して上昇-ECB出口戦略の一助

  • CPI速報値は前年同月比1.5%上昇、予想は1.3%上昇
  • 景気回復の進展に伴いECBの緩和縮小近づく

ドイツでは6月に、事前予想に反してインフレが加速した。非伝統的な金融政策からの脱却を模索する欧州中央銀行(ECB)当局者らをややほっとさせる展開だ。

  連邦統計局が29日発表した6月の消費者物価指数( CPI)速報値は、欧州連合(EU)基準で前年同月比1.5%上昇となり、インフレ率は前月の1.4%を上回った。エコノミスト調査の中央値では1.3%への減速が見込まれていた。前月比では0.2%上昇した。

  依然としてECB目標の2%弱には届かないものの予想より高いインフレ率は、堅固さと広がりを増す景気回復が賃金や消費者物価に波及しないことに悩むECB当局者らにとって朗報だ。当局者らは量的緩和(QE)の縮小について協議を始めており、ドラギ総裁は金融環境を引き締めることなくプログラムを調整する余地があるとの論理を展開した。

  エコノミスト調査によれば、30日公表される6月のユーロ圏インフレ率は1.2%と、前月の1.4%から鈍化すると予想されている。

原題:German Inflation Unexpectedly Accelerates as ECB Ponders QE Exit(抜粋)

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