世界の主要中銀のタカ派的な政策シフトに慌てて動き出した投資家にとって、今年後半は前半よりもはるかに面白くなりそうだ。

  欧州と北米の中銀トップのこの2週間の発言で、市場の見通しは一変した。翌日物金利スワップレートによれば、英国とカナダの中銀が米連邦準備制度理事会(FRB)に続いて年内利上げを行う確率は5割を超えたとみられる。かつてはほとんどあり得ないとされていた欧州中央銀行(ECB)の利上げの可能性も徐々に高まりつつある。

  世界の5大中銀のうち4行が同時に政策引き締めに動くとの見通しは、緩和が長く続いていただけにトレーダーに衝撃を与えている。マネーマーケットの動きの波紋は世界債券市場にも広がっている。

  ロイヤル・バンク・オブ・ カナダ(RBC)キャピタル・マーケッツの債券戦略責任者、マーク・チャンドラー氏は「債券市場は、リスク選好のどこかに手違いがあり、金融状況が引き締まれば、中銀が必ず助けにきてくれると思いがちだ。しかし現在は、中銀が金融情勢の引き締まりを創り出そうとしている。これはボラティリティーの拡大を意味するだろうか。もちろん答えはイエスだ」と指摘した。

原題:Money Markets Dragged From Slumber as Central Banks Turn Hawkish(抜粋)

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