米共和党上院議員の一部は28日、同党の医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案について、オバマケアに基づく高所得者への追加課税を撤廃する一方で、貧困者への補助を削減する内容の是非に疑問の声を上げ始めた。

  共和党のマコネル上院院内総務が先に公表した法案草案を巡り、同党のスーザン・コリンズ、マイク・ラウンズ両上院議員は、年収20万ドル(約2250万円)超の個人や同25万ドル超の夫婦のキャピタルゲイン、配当など純投資所得に対する3.8%の追加課税の撤廃を盛り込んでいる点を批判した。

  コリンズ議員は「投資所得への3.8%の追加課税を撤廃する正当な理由が見当たらない。それはヘルスケア費用を押し上げる要因ではないからだ」と指摘。「私としてはオバマケアのうち保険料やヘルスケア費用を押し上げる増税と、そうでない増税とを区別して考える」と語った。

  このほか同党のボブ・コーカー上院議員も、富裕層には減税となる一方、貧困層に負担を転嫁する考えに不快感を示した。

  法案で示された減税規模を縮小すれば、共和党の穏健派議員の支持獲得につながる可能性がある一方、保守派議員は課税分を全廃するよう求めている。

原題:Key Republicans Want to Scrap Health Bill’s Tax Cuts for Wealthy(抜粋)

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