欧州連合(EU)は英国が離脱した後も同国に残るEU市民の権利について、EU法で保護されるべきだとの要求で譲歩する用意がある。EU関係者3人が明らかにした。この要求は英EU離脱交渉の争点の1つだったが、協議前進に向けて大きな障害が取り除かれる可能性がある。

  EUはこれまで、在留市民の権利で最終的に裁定を下すのはEU司法裁判所でなければならないと主張してきた。この方針を転換し、別の解決策に応じる構えだ。英国側への大きな譲歩となるが、その場合は在留市民の保護レベルに関する提案の改善を英国に迫る。英国が現時点で打ち出している提案に対し、EUは現在持つ権利に及ばないと批判している。

  英国側も積極的に取引に応じる姿勢を示唆している。デービスEU離脱担当相は25日、両者の代表で構成する新たな仲裁機関の設立に向け、EUとの協力を検討することにやぶさかではないと述べた。関係者の1人によると、EUが検討する代替措置の1つがデービス氏の案だという。

原題:EU Said Willing to Soften Brexit Position Over Court’s Role(抜粋)

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