中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングは、東南アジアでオンライン小売り事業を展開するラザダ・グループに10億ドル(約1120億円)を追加投資し、保有株比率を83%に引き上げる。東南アジア事業拡大の先陣である高成長の新興企業ラザダの経営権を盤石にする。

  ラザダのマクシミリアン・ビットナー最高経営責任者(CEO)は、アリババは他のほとんどの株主の保有株を買い取ると説明。取得価額に基づくラザダの企業価値は31億5000万ドル相当で、アリババ以外の株主は経営陣とテマセク・ホールディングスのみになるという。ラザダの先の開示によれば、出資者には英スーパーマーケット運営会社テスコとスウェーデンの投資会社キネビックが含まれていた。アリババは昨年、10億ドルを投じてロケット・インターネットからラザダの経営権を取得した。

  ラザダが事業を展開する東南アジアはアリババの中国での主要なライバルであるJDドットコム(京東)や、さらに将来的には米アマゾン・ドット・コムとの戦場となろうとしている。電子商取引の普及に不可欠の輸送と決済のインフラはまだ整っていないものの、6億余りの市民がオンラインショッピングや電子決済に慣れつつある東南アジアは世界で最も急速に成長しているネット市場だ。

原題:Alibaba to Invest $1 Billion More in Lazada to Speed Asian Drive(抜粋)

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