中国本土上場株の世界的な株価指数への採用がようやく決まった。次の焦点は債券だ。

  中国は人民元建て債の指数組み入れを目指したキャンペーン「債券接続」の最終的な準備段階にある。債券接続は中国本土と香港市場をつなぐもので、海外投資家が香港経由で中国債を購入できるようになる。市場参加者はスタートについて早ければ7月3日にも正式発表があるとみている。

  ゴールドマン・サックス・グループのアジア担当クレジット戦略調査責任者、何建勛(ケネス・ホ)氏は今月のリポートで、「今後10年で推計1兆ドル(約112兆円)を超える追加的なグローバルな債券投資が最終的に中国本土債に割り当てられる可能性がある」と指摘した。米MSCIは今月、人民元建て株式を同社の指数に採用することを決めたと発表した。

  中国の債券市場は世界3位。残高は9兆4000億ドル相当でアクセスの難しさから海外からの投資はごくわずかだ。野村ホールディングスのアナリストは、海外の買い手が保有する本土債は約1090億ドル相当と推計。全体の2%にも満たない。ブルームバーグの集計データによれば、中国株式市場の時価総額は約6兆9000億ドルだ。

  香港在勤のアルバート・レオン氏ら野村のアナリストは「他国での債券市場開放の経験に基づけば、中国の債券市場で外国資本がシェアを高めるには時間を要する。日本では外国人投資家の保有比率が2%前後から7-8%に上昇するのに10年ほどかかった」と指摘。そのタイミングは不確かなものの、世界的な債券指数への組み入れはそれでも「大きなポジティブ」要因だとしている。

原題:China Prepares Bigger Opening to Its $9 Trillion Bond Market (1)(抜粋)

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