民事再生手続きで再建を目指すタカタの株価は一時、34円まで急落した。しばらくはマネーゲームが続くのではないかとの見方が出ている。

  タカタ株は28日、前日比68%安で取引を開始し、一時は同69%安の34円となった。16日には日本経済新聞が民事再生法の適用を申請する方針との報道を受け、先週は値幅制限いっぱいのストップ安となる日が相次いだ。今週26日には、タカタが民事再生手続き開始を東京地裁に申請し、受理されたと発表。タカタ株については、東京証券取引所が7月27日に上場廃止にすると決めている。

  タカタは中国系の米自動車部品メーカー、キー・セーフティー・システムズ(KSS)と総額約1750億円の事業譲渡で基本合意しており、タカタの健全な事業を引き継ぐKSSのもとで事業再建を図る。

  しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は「買っている人はマネーゲーム」と指摘し、「債務超過になったら価値がなくなるが、まだ表面上そうはなっていないので、30いくらという値段が付いていて、マネーゲームをしながら徐々に1円に収れんしていくのではないかと思う」と話した。資金のある人にとっては大規模に投資して、わずかの株価変動でも利幅があるという。

  タカタは28日、債権者説明会を東京で開催する。30日には滋賀、7月3日では佐賀でも開く。東京地裁の再生手続き開始決定は28日の見通し。

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