ソフトバンクが買収合意した米フォートレス・インベストメント・グループで、かつてファンドの運用を担当したマイケル・ノボグラーツ氏は、仮想通貨の時価総額について、今後5年で5兆ドル(約560兆円)を上回る可能性があると指摘した。

  ノボグラーツ氏は27日のインタビューで、ナスダック総合指数の時価総額に触れ、「ナスダックが1999年時点で5兆4000億ドルに達したとすれば、それに匹敵する規模にならない理由があるだろうか。大量の人的資本と大金が投入されており、われわれは離陸地点にいる」と語った。

  ただ、そのためには仮想通貨業界に信頼性を与え、監督当局を満足させる健全なビジネス原則を確立する必要があるとの見方を示し、「そのスペースでは誰も税金を支払っておらず、税金を払わなければならない」と述べた。

  ビットコインには闇商人やハッカーらが好む通貨との認識がつきまとう。欧米各国で27日に発生した大規模なサイバー攻撃でも、300ドルを仮想通貨で支払うよう求める身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」が使用され、評判がさらに傷ついた。

  コインマーケットキャップ・ドットコムによれば、仮想通貨の時価総額は一時1100億ドルを超えたが、最近の価格急落を受けて、現在は900億ドル前後となっている。ノボグラーツ氏は保有するビットコインとイーサリアムを利益確定のために一部売却したものの、純資産額の10%程度を引き続き仮想通貨に投資している。

原題:Bitcoin Bull Novogratz Unfazed as Cyberattacks Resume Globally(抜粋)

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