米ファンドのKKRが予定する日立国際電気の株式公開買い付け(TOB)で、少数株主から支持を得るには買い付け価格の引き上げが必要になると、シンガポールの証券会社レリゲア・キャピタル・マーケッツが指摘した。

  同社のグローバル・スペシャル・シチュエーションズ担当ディレクター、ジャスティン・タン氏は今週のリポートで、買い付け価格2503円を上回る価格で2320万株程度がここ数週間に取引されたと説明。この部分の株主は「屈するどころか」、一致団結してKKRのTOBに応じないだろうと予想した。

  KKRは8月上旬に開始予定のTOBで、少数株主持ち分4960万株のうち、少なくとも2480万株の取得を目指している。タン氏は買い付け価格を上回って取引される「株数がTOBで下限とする水準を超え、KKRに調整を迫るのは時間の問題だろう」とリポートに記した。日立国際株の27日終値は2644円と、TOB買い付け価格を5.6%上回った。

  KKRの広報担当者(日本在勤)は今月26日の発表どおり、買い付け価格を含めてTOBの条件に変更はないと述べた。同社の方針として匿名で話した。

原題:KKR Will Have to Raise Its Hitachi Kokusai Offer, Religare Says(抜粋)

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