イングランド銀行(英中央銀行)は、国内銀行に保持を義務付けるカウンターシクリカル資本バッファーを引き上げる計画を発表した。英銀の必要資本額が合計で114億ポンド(約1兆6000億円)増えることになる。

  イングランド銀が27日公表した金融安定報告によると、バッファーはゼロからリスク加重資産の0.5%に引き上げられる。1年後の2018年6月に発効する。「見通しに重大な変化がなければ」11月に1%への引き上げを決定し、同様に1年後から義務付ける。

  同報告では、0.5ポイントの上昇で銀行が必要になる普通株ティア1資本は57億ポンド増えると見積もる。レバレッジ比率を中銀準備預金を除いた資産の3.25%に引き上げることも提案した。

  カウンターシクリカル・バッファーは、好況時に融資を増やし不況時に減らす銀行の傾向を抑え、景気減速時の悪化を小さくする狙いがある。イングランド銀は昨年の国民投票で欧州連合(EU)離脱が選択された直後に引き上げの計画を撤回し、先送りしていた。

原題:U.K. Banks Brace for 11.4 Billion-Pound Capital Demand From BOE(抜粋)

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