欧州連合(EU)の競争当局はグーグルに対し、競争法違反の制裁金としては過去最大となる24億ユーロ(約3020億円)を科した。オンライン検索で自社のショッピングサービスに顧客を誘導するため、競合企業を不利に表示させたと結論づけた。

  EUの行政執行機関である欧州委員会は27日公表した判断で、アルファベット傘下のグーグルに90日以内に「違法な慣行を停止」し、競合企業を公平に扱うよう命じた。改善方法はグーグルに委ねつつ、60日以内に対策をEUに通知するよう義務付けた。これが守られない場合、アルファベットの全世界1日当たり平均売上高の最大5%を制裁金として科す。この判断は法的拘束力を持つ。

  欧州委のベステアー委員(競争政策担当)は「ショッピングサービスに対するグーグルの戦略は、他社よりも内容をより良くして顧客を呼び込もうとするだけではなかった」と指摘し、「顧客利益や革新性で他社が競争する機会を阻んだ。さらに重要なのは、欧州の消費者が自分の意思でサービスを選択することを妨げた」と付け加えた。

  ニューヨーク市場のアルファベット株は、寄り付き前の時間外取引で1.5%下落。年初来ではこれまで23%上げている。

  グーグルの弁護士ケント・ウォーカー氏はブログで、欧州委の判断に同社が敬意を持ちつつ同意できないとし、裁判所への提訴を検討する意向を明らかにした。

  競争法違反でグーグルが直面するEUの制裁金は、今後も続く可能性がある。携帯端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」、オンライン広告サービス「アドセンス」など、少なくとも2件で欧州委とグーグルは争っている。

原題:Google Gets Record $2.7 Billion EU Fine for Skewing Searches (1)(抜粋)
Google Fined $2.7 Billion as EU Threatens Search Monopoly (2)(抜粋)

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