インドの格安航空会社(LCC)、スパイスジェットが燃料代220万ドル(約2億4600万円)を支払えず全便運航停止となったのは2014年だった。それから2年半。同社株は今年、世界の航空会社の中で最も上昇している。

  共同創業者でもあるアジャイ・シン会長は資本増強や不採算路線の閉鎖などに奔走。急成長を続けるインド市場で積極的に運航能力を拡大してきた。何より原油価格が低水準にとどまったことが追い風となった。

  ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)航空会社株指数の構成銘柄で、今年最も大きく上げているのがスパイスジェットだ。同銘柄は17年に入り6月23日までで124%値上がり。14年12月に危うく破産しかけて以降では800%を超える上昇率で、同社の時価総額は12億ドルに膨らんだ。投資家にとっては、まさに勝利の方程式だ。
  
  ビルラ・サンライフ・アセット・マネジメントのマヘシュ・パティル共同投資責任者(CIO)は、「原油価格が抑制されている限り」航空会社株の見通しは良好だろうと指摘する。ブルームバーグのデータによると、同社は5月末時点でスパイスジェット株を約1.2%保有していた。

  シン会長は26日、ワシントンでのブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、現在の株価は「極めて過小評価」された水準だと主張。旅客機を利用するインド人は今はまだわずか3%で、巨大な成長余地があると指摘した。「このバリュエーションでわれわれが株式を売却する理由はない。インドの航空市場には膨大な潜在力があると思う」と言明した。

原題:The World’s Top Airline Stock Is SpiceJet With 124% Advance (2)(抜粋)

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