巨額詐欺事件で服役中のバーナード・マドフ受刑囚の亡き息子らの遺産財団は、ねずみ講の被害者に計2300万ドル(約25億7000万円)を譲渡することで米当局と合意に達した。マドフ受刑囚が経営した証券会社で息子らが蓄積した財産の残余を巡る8年にわたる法廷闘争は決着する。

  兄のマーク・マドフ氏は2010年に自殺し、弟のアンドルー・マドフ氏はその4年後にがんで死去した。兄弟が長年にわたり父の詐欺から利益を得、顧客資金1億5000万ドル余りを自分たちのぜいたくな生活に浪費したと批判として、遺産財団は裁判所が指名した破産管財人から提訴されていた。

  今回の合意により、遺産財団は全ての現金と事業などを被害者のために設立された基金に移す。マーク・マドフ氏の遺族には175万ドル、アンドルー・マドフ氏の遺族には200万ドルがそれぞれ残される。管財人が26日にマンハッタンの裁判所への提出書類で明らかにした。

  また、マンハッタンの米連邦地検による捜査も決着する。バーナード・マドフ受刑囚は禁錮150年の量刑言い渡しを受けて服役中。

原題:Estates of Madoff’s Dead Sons Reach $23 Million U.S. Accord (1)(抜粋)

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