27日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  鉄鋼株:新日鉄住金(5401)は前日比2.7%高の2419円、JFEホールディングス(5411)は2.5%高の1832円、神戸製鋼所(5406)は3.1%高。鉄鋼株は東証1部業種別上昇率トップ。ゴールドマン・サックス証券は、ポットベースのマージンは直近のピークの1-3月の水準を超過しており、鉄鋼メーカーにとっては良好な事業環境が続いていると指摘。東アジアの鋼材価格は6月初旬の水準をボトムに明確な底打ち感がある。一方、原料価格は鉄鉱石、原料炭ともに若干反転の兆しはあるものの動きは緩やかとみる。

  日本板硝子(5202):5.5%高の901円。SMBC日興証券は、欧州の建築用・自動車用ガラス事業を中心に業績は引き続き堅調と評価し、投資判断「アウトパフォーム」、目標株価900円を継続した。2018年3月期営業利益予想は会社計画360億円に対し前期比22%増の365億円と算出、19年3月期を409億円から410億円に、20年3月期を441億円から442億円に増額した。

  グリー(3632):4.7%高の1095円。子会社が19日から配信を開始したゲーム「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ」や26日配信の「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」がいずれも好調なスタートとなっている。いちよし経済研究所の納博司アナリストは、新作タイトル2本のダウンロードが好調な出足となっていることが市場で評価されていると電話取材で語った。

  しまむら(8227):2.2%安の1万3640円。26日に発表した3ー5月期(第1四半期)の売上高は前年同期比1.7%減、営業利益は13%減の105億円だった。主力のしまむら事業で初夏物の販売が振るわなかった。上期と通期予想は据え置いた。みずほ証券は、上期の営業利益計画を達成するためには第2四半期で前年同期比49%増となる必要がありハードルは高いと指摘した。

  日本オラクル(4716):3%高の7110円。26日に発表した17年5月期営業利益は前の期比4.6%増の525億円。19年5月期のEPS計画は287-297円とした。SMBC日興証券は、製品サポートとクラウドが増収傾向で業績は順調、インフラを提供するIaaSも規模は小さいが成長期待は継続するとリポートで指摘。実績を踏まえ、18年5月期EPS予想を従来の293円から296円に、19年5月期を304円から307円に増額し、目標株価を6700円から7000円に引き上げた。

  OKI(6703):4.2%安の1559円。ゴールドマン・サックス証券は投資判断を「中立」から「売り」に、目標株価を1420円から1350円に引き下げた。需要環境や競合環境を踏まえると、プリンター事業に対する株式市場の期待が好転することは難しいと指摘。情報通信事業もドライバー不明確の状況変化を当面考えづらいとした。

  高島屋(8233):3%安の1085円。26日発表した3-5月期営業利益(第1四半期)は前年同期比5.1%増の80億8800万円だった。SMBC日興証券は期待よりはやや下、単体売り上げが2%増と好調だったわりに増益率は緩やかだったと指摘。テクニカルな要素が多いものの、モメンタムのピークが近づきつつあるとみる。

  オリエンタルランド(4661):3%安の7509円。発行済み株式総数の1.05%、金額で200億円を上限とした自社株取得が終了したと26日発表。23日までに約119万株、総額約91億円を取得した。岩井コスモ証券の川崎朝映シニアアナリストは、株価は堅調に推移してきたこともあり、自社株買いの終了が利益確定のきっかけになった可能性があると指摘した。

  パルコ(8251):5.5%高の1314円。26日に発表した3-5月期営業利益は前年同期比2.5%増の34億9700万円だった。千葉パルコ閉店などで減収だったが、渋谷パルコ再開発事業などに伴う収益が奏功した。上期営業利益計画59億円に対する進ちょく率は59%。

  あさひ(3333):4%安の1312円。3-5月期単独営業利益は前年同期比6%増の28億9300万円だった。岩井コスモ証券の大西等シニアアナリストは、増収増益を確保し無難な決算だったものの、売上高営業利益率が大きく改善せず売られたのだろうとの見方を示した。

  ミクシィ(2121):4.6%安の6470円。調査会社アップアニーによると、22日に配信を開始した新作スマホアプリ「ファイトリーグ」の26日時点のiOSアプリ国内セールスランキングは60位と前日から18位下落した。同アプリは、ダウンロードは無料でアイテム課金制。SMBC日興証券の前田栄二シニアアナリストらは、まずまずのスタートもユーザーの評価が低い印象と指摘した。

  ジャパンミート(3539):5.1%安の1777円。16年8月から販売していた「水素水」で販促物に不適切な販売表示がされていたとして、同社と従業員3人が「医療品・医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」違反容疑で書類送検されたと27日午後に発表した。この問題で昨年11月に一部店舗や本社などに警察による立ち入り検査を受けていたが、捜査に支障をきたさないよう公表していなかったとしている。

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