ブラジルのロドリゴ・ジャノー検事総長は26日夜、テメル大統領を汚職の罪で起訴する手続きを開始した。これにより、大統領は最終的に最高裁の裁判にかけられる可能性がある。

  最高裁に提出された書類によると、ジャノー検事総長は捜査が必要となる他の犯罪を示す兆候もあると指摘した。起訴に向けた手続きを進めるには、ブラジル議会下院で3分の2の賛成が必要となる。このプロセスがどれだけの時間を要するかは不明。

  訴追手続きに着手する判断は、テメル大統領と食肉加工会社JBSのジョスリー・バチスタ元最高経営責任者(CEO)の会話をひそかに録音したテープなどに基づいている。最高裁に提出された書類によれば、テメル氏は仲介人を通じてバチスタ氏から50万レアル(約1700万円)を受け取ったとされる。テメル氏の弁護士、アントニオ・マリス氏はブルームバーグの取材に対し、まだ分析できていないと語った。大統領府はコメントを控えている。テメル氏は不正を繰り返し否定してきた。

  ユーラシア・グループが26日公表したリポートによると、テメル大統領は起訴回避に十分な票を議会で確保できているもようだが、このプロセスで立場は一層弱まり、自身の掲げる改革アジェンダの見通しが困難になる公算が大きい。

原題:Brazil’s President Charged With Corruption by Top Prosecutor (1)(抜粋)

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