家計の金融資産残高が3月末で1809兆円と1年前と比べて2.7%増加したことが、日本銀行が27日発表した資金循環統計(1-3月速報)で分かった。株価の上昇で、時価評価した株式や投資信託が増加した。

  家計の金融資産のうち、現金・預金は前年比2.3%増の932兆円となり、全体の51.5%を占めた。株式等は7.9%増の181兆円、投資信託は7.2%増の99兆円。3月末の東証株価指数(TOPIX)は1512.60と1年前の水準を12%上回った。

  株価の上昇で、企業(金融を除く民間)の金融資産も6.9%増の1153兆円と過去最高を更新。うち現金・預金も5.1%増の255兆円と過去最高となった。

  政府などの借金である国債等(国庫短期証券と国債、財政投融資特別会計発行債券)は1083兆円だった。異次元緩和による大規模購入を受け、最大の保有者である日銀は残高427兆円、全体に占める比率39.5%といずれも過去最高を更新した。海外の保有も残高116兆円、比率10.8%といずれも過去最高だった。

  資金循環統計は家計や金融機関、法人、政府が保有する資産・負債を金融商品別に四半期ごとに日銀が集計している。

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