25日投開票のイタリア統一地方選挙の決選投票で、ベルルスコーニ元首相率いるフォルツァ・イタリアと、同党と同盟を組む中道右派政党が支持を大きく伸ばした。

  ジェノバとベローナの市長選の開票に基づく予測では、いずれもベルルスコーニ氏が支持する候補がリード。パルマでは独立系候補がリードし、レンツィ前首相が率いる国政与党・民主党に大きな痛手となった。

  北部のベルルスコーニ氏の地盤や、トスカーナ、ウンブリア州の民主党の牙城など111の市・町長選で、400万人強の有権者が投票を求められた。フォルツァ・イタリアと、移民に反対する北部同盟は第1回投票に続き好結果を出しており、ミラノ近くにある伝統的に左派が強く「イタリアのスターリングラード」と呼ばれるセスト・サン・ジョバンニも制しそうだ。

  ローマにあるグイド・カルリ社会科学国際自由大学(LUISS)のロベルト・ダリモンテ教授(政治学)は 投票前の電話インタビューで、「ベルルスコーニ氏が推す候補が一部ないし大多数の主要都市で勝利すれば、短期的影響を及ぼし得ることは確実だ。同氏がこれを国政レベルでどう活用するかが今後注目される」と語った。

  全国世論調査でベルルスコーニ氏の中道右派ブロックの支持率は約30%と、反ユーロを掲げる「五つ星運動」と、ジェンティローニ首相とレンツィ前首相の民主党と三つどもえになっている。

原題:Ex-Premier Berlusconi Makes Comeback in Italy Mayoral Elections(抜粋)

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