米グロース株、最近値下がりも強気相場終わるまで妙味継続

  • バリュエーション上昇は1990年代後半のブーム時に比べ「小さい」
  • けん引役の交代、強気相場が終わるまでに起きた例は過去20年ない

A trader works on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Friday, June 16, 2017. U.S. stocks fell for the fifth time in six days, while the dollar weakened with Treasury yields after poor housing data and a slump in consumer sentiment added to signs the American economy's growth rate may be slower than forecast. Oil rose with metals.

米グロース株の最近の値下がりは、今年これまで最強に思われた投資戦略が一部終わったことを意味するのではないか。そう懸念しているなら、その必要はないとシティグループは指摘する。

  アップルやフェイスブックといった代表的なグロース銘柄が大幅下落したことを受け、こうしたテクノロジー株などをエネルギー関連や銀行株などバリュー株に対して選好する投資スタイルを見直す機運が強まっている。それでも、1990年代後半のテクノロジーブーム時に記録した高値と比べれば、グロース株のバリュエーション(株価評価)はまだ「小さい」と、シティのグローバル戦略チームは分析する。

  大型テクノロジー株の年初来リターンはS&P500種株価指数の約3倍となり、値上がりが行き過ぎたとの懸念を高めた。バリュー株への乗り換えに一部投資家が心を動かされる中、シティはバリュー株の復活は米国債利回りが原油価格回復に伴って上昇してからだと予想。米10年債利回りは年末まで現行水準付近で推移するとみている。ちなみに、市場コンセンサスは2.68%への上昇。

  シティの世界株チーフストラテジスト、ロバート・バックランド氏(ロンドン在勤)が率いる同行ストラテジストらは8年に及ぶ米国株の強気相場をけん引しているのはグロース株であり、強気相場が終わるまでにグロース株とバリュー株の間でけん引役が交代した例は過去20年間ないと説明。同氏は22日付リポートに「今回の強気相場が終わるまで、グロース株のアウトパフォーマンスが終わらない状況が示唆されているかもしれない」と指摘した。

原題:Growth Stocks Still in Citigroup’s Good Books After Recent Drop(抜粋)

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