26日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  ミスミグループ本社(9962):前週末比2.9%高の2542円。23日に発表した5月売上高は前年同月比26%増の250億円だった。FA、金型部品、VONA事業の全てで2桁の伸び率。ゴールドマン・サックス証券は目標株価を従来の2600円から2800円に上げ、投資判断「買い」を継続。当面はマクロの追い風と、自助努力による成長の両輪が寄与し高成長を維持との見方は不変と指摘した。

  大日本住友製薬(4506):6.1%安の1598円。開発中のがん幹細胞性阻害剤「ナパブカシン」の胃や食道胃接合部腺がん患者を対象とした国際共同第3相試験で、全生存期間の有意な延長を示す見込みは低いとの中間解析結果が得られたと26日午前に発表。これを受け同試験の盲検を解除し、非盲検下(オープンラベル)で試験実施計画書に定められた評価項目に従い試験を継続する。三菱UFJモルガン・スタンレー証券はナパブカシンはラツーダ特許切れ後の成長ドライバーとして位置付けられていたため、同試験の失敗は中長期の業績見通しにネガティブな影響を与えると指摘した。

  東芝(6502):3.1%安の298.2円。東京証券取引所は東芝株の上場市場を8月1日から1部から2部に変更すると23日に決定。日本アジア証券の清水三津雄エクイティ・ストラテジストは、2部降格はある程度覚悟されていたはずだが、最後の最後まで持っていたインデックスファンドが売りを出すとみられ、一時的な需給悪化が懸念されていると指摘した。

  アイフル(8515):4.2%高の425円。モルガン・スタンレーMUFG証券は利息返還請求について、5月の日次平均請求件数は前年同月比21%減、先行指数は同23%減となり、今後の請求件数は引き続き会社計画と同等もしくは計画を上回る減少を続けると分析した。4-5月では弁済率の上昇は見られず、前四半期比では若干の低下減少となっているもようで、現トレンドが続けば会社想定通り利益返還引当金の追加繰り入れを回避することも可能とみる。 

  東急不動産ホールディングス(3289):2.5%安の657円。クレディ・スイス証券は投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に、目標株価を720円から600円に引き下げた。2017年3月末の負債資本倍率(D/Eレシオ)が2.6倍と財務レバレッジの高さを考慮すると、今期予想株主資本利益率(ROE)は7.7%と物足りなさがあると指摘。また、他社は開発によるNAVの増加や利益成長が期待できるが、同社は20年3月期まで大型物件の竣工はなく、相対的に同社の評価が低下する可能性があるとみる。

  日立マクセル(6810):2.5%高の2221円。SMBC日興証券は目標株価を2400円から2700円に上げた。投資判断「アウトパフォーム」を継続。引き続き車載用部品が業績のけん引役との見方に大きな変化ないが、ゲーム機器向けの電池の伸びはプラス材料と指摘。18年3月期会社計画は保守的で、過達となる可能性が高いとみる。リチウムイオン電池の伸びを織り込み、エネルギーセグメントの営業利益予想を増額した。

  武蔵精密工業(7220):3.7%高の3190円。東海東京調査センターは投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を従来の3300円から4000円に上げた。新年度を迎えて刷新した中期を含む事業計画と業績見通しを確認、今後の成長を予想に織り込んだ。ホンダをはじめこれまでの顧客からの受注は堅調。買収後の独Hayグループの展開も順調とし、懸念された欧州の商用車向け売り上げの停滞は想定の範囲内にとどまる一方、中国での事業拡大も期待できると判断した。

  フィックスターズ(3687):7.7%高の3565円。量子アニーリングに基づく量子コンピューターを提供するカナダのD-Wave Systems社と量子コンピューターに関する協業を開始すると発表した。D-Waveの商用量子コンピューターは米グーグルやNASAなどの企業や研究機関が導入している。フィックスはD-Waveの量子コンピューターの導入支援などを通じ、顧客のビジネスの加速を実現していく。

  タツタ電線(5809):11%高の631円。いちよし経済研究所は投資判断を従来の「中立」から「買い」に、フェアバリューを550円から800円に上げた。稼ぎ頭の電磁波シールドフィルムに底入れ感が出ている点や、導電性ペーストや機器用電線などに収益成長に向けた具体性が高まっている点などを評価。電線ケーブル事業はコスト削減などで着実な収益性改善が継続、電子材料事業では高機能スマホの新製品効果を期待し、18年3月期から増収増益に転じると予想する。

  フタバ産業(7241):6.9%高の950円。東海東京調査センターは投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を800円から1120円に上げた。経営体質改善のめどがほぼ付き、国内とカナダでのホットスタンプ設備の稼働など積極投資へ移行していると評価。カタリストはトヨタの生産低調が見込まれる上半期も会社計画並み利益水準を確保できるかどうかで、足元でその可能性は高くなってきたとみる。18年3月期営業利益予想を前期比5.8%高の95億円(会社計画90億円)に設定した。

  ファンコミュニケーションズ(2461):8.2%高の1065円。ウェブサービス提供のシーサー(東京都渋谷区)を子会社化すると23日に発表した。アフィリエイト広告サービスとのシナジー効果で、さらなる事業規模拡大を図る。

  ライドオン・エクスプレス(6082):6.4%高の978円。自動運転技術開発用プラットフォームや物流支援ロボットの開発・販売などを手掛けるZMP(東京都文京区)に出資し、フードデリバリーでの自動走行宅配ロボット実現に向けて共同で実証実験を行うと26日に発表した。

  ブロッコリー(2706):5.2%高の1128円。KLab(3656)と共同開発のスマートフォン向けリズムアクションゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」の配信が今夏と決定したと24日に発表した。また、英語などグローバル版も開発中で、今後海外への展開も予定しているという。KLab株は3.1%高の1871円。

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