ティラーソン米国務長官は25日、サウジアラビアなどアラブ4カ国が湾岸外交危機の収束に向けカタールに示した要求の一部について、カタールは極めて受け入れ難いと見なすだろうと述べた。

ティラーソン米国務長官
ティラーソン米国務長官
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  ティラーソン長官は電子メールで送付した発表文書で、「次の生産的なステップは、各国が一堂に会し、この話し合いを続けることだ」とし、「われわれ全員が同意するテロ阻止と過激主義への対抗という共通の目標に向けて協力する時に、米国の同盟国とパートナーはより強くなる。論調を和らげるのも緊張緩和に役立つだろう」との認識を示した。

  ティラーソン長官は4カ国に対し、約3週間前に表明した外交・経済関係の断絶を撤回するためにカタールは具体的に何をすればよいか説明するよう求めていた。これに対し、サウジは衛星テレビ局アルジャジーラの閉鎖やイランとの外交関係縮小、カタール領内でのトルコ軍駐留中止など13の要求事項を示したが、カタールはこれらの要求はティラーソン長官が今月21日に求めた「合理的で行動可能」な提案とは程遠いと指摘した。

  ティラーソン長官は「カタールはバーレーン、エジプト、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)が示した一連の要求を慎重に検討し始めた」とし、「その一部についてはカタールが応じるのは非常に難しいが、解決に向け進行中の対話のたたき台となる重要な分野もある」と述べた。

原題:Saudi-Led Demands ‘Difficult’ for Qatar to Meet, Tillerson Says(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE