原油市場では弱気派が優勢になりつつある。

  米指標原油ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が弱気相場入りする中、ヘッジファンドによるWTI原油価格上昇を見込む買い越しは20日終了週に31%減少し10カ月ぶりの低水準となった。価格下落を見込む売りポジションは今年の最高水準に達した。

  エネルギー関連の投資を手掛けるトータス・キャピタル・アドバイザーズ(カンザス州)のポートフォリオマネジャー、ロブ・サメル氏は「これは、現時点の原油価格に絡んだ非常にネガティブな市場心理と一致している」と指摘。「弱気派はまだ冬眠に入ることはないだろう。彼らは依然として貪欲だ」と述べた。

  WTIと世界指標である北海ブレント原油の価格は先週、今年の高値から20%以上下落し共に弱気相場入りした。米国やリビア、ナイジェリアによる増産に抑制され、石油輸出国機構(OPEC)が昨年終盤に歴史的な協調減産で合意して以降の原油相場の上昇分が全て打ち消された。

  米商品先物取引委員会(CFTC)が23日発表したデータによると、資産運用会社によるWTIの買越残高は6万556枚減少し13万4742枚。買いポジションが5.7%減り30万1476枚と、約8カ月ぶりの低水準となる一方、売りポジションは34%増えて16万6734枚と、昨年8月以来の高水準に達した。

原題:Oil Falls Prey to ‘Hungry’ Bears as Investors Drop Bets on Rally(抜粋)

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