23日の米国債相場は小動き。米株式相場が方向感の定まらない展開となるなど、めぼしい手掛かり材料がなく、日中を通じて狭いレンジでの取引が続いた。5年債と30年債の利回り差は朝方の拡大分が午後には帳消しとなり、引けにかけてイールドカーブは徐々にフラット化した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて2.14%と、前週末並みの水準。30年債は同1bp(未満)低下の2.72%。5年物と30年物の利回り差は95.7bp。一時は97.1bpに拡大していた。

  米金融当局者の発言も相次いだが、市場の利上げ時期見通しを変えるような見方は示されず、市場の反応は乏しかった。セントルイス連銀のブラード総裁はバランスシートの縮小が9月に始まる可能性を示唆し、クリーブランド連銀のメスター総裁は緩やかな利上げの道筋を引き続き予想するとの見方を示した。

  米商務省が発表した5月の新築一戸建て住宅販売(季節調整済み、年率換算)は前月比2.9%増加して61万戸と、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値(59万戸)を上回った。住宅価格も過去最高水準となり、低価格帯での供給がタイトな状況となっていることが示唆された。
  
原題:USTs Within Narrow Ranges in Absence of Drivers; Curve Steady(抜粋)
原題:U.S. Stocks Gain as Oil Stabilizes, Dollar Falls: Markets Wrap(抜粋)

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