23日のニューヨーク外国為替市場で主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は3日連続で低下。週末を控えてポジションに大きな変化はなく、ドルは持ち高調整から下げた。朝方発表された5月の米新築住宅販売は前月比で増加したものの、ドルの支援材料にはならなかった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で0.1%未満下げて1ドル=111円28銭。ユーロは対ドルで0.4%高の1ユーロ=1.1194ドル。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%下げた。

  この日は薄商いで、相場は狭いレンジ内で推移した。米ドルはカナダ・ドルを除き、主要10カ国通貨すべてに対して下落した。カナダは5月のインフレ統計が予想を下回り、7月の利上げ観測が後退した。

  セントルイス連銀のブラード総裁はバランスシートに関する9月の行動は十分あり得るが、当局は自らの選択肢を残しておくべきだと述べ、4兆5000億ドル規模の保有資産の縮小中に利回りにかかる上向きの圧力はわずかなものにとどまると予想した。

  クリーブランド連銀のメスター総裁は「緩和策の一部を漸進的に解除する時期だ」と述べた。イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長は27日にロンドンで講演が予定されており、市場参加者は高い関心を寄せている。

  米商務省の発表によると5月の新築一戸建て住宅販売(季節調整済み、年率換算)は前月比2.9%増の61万戸。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は59万戸だった。前月は59万3000戸(速報値56万9000戸)に上方修正された。

原題:Dollar Declines Despite Robust Housing Data; Market Eyes Yellen(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE