米ペンシルベニア州を本拠とする調理器具メーカーのオールクラッド・メタルクラフターズが今年、多機能調理器「プレップ・アンド・クック」を発売した。これ1台で材料を計量する、切る、つぶす、乳化する、泡立てる、混ぜる、おろす、こねるなどの作業ができ、煮込んだり蒸したりといった加熱調理もやってのける。ステンレス製の内釜(容量約4.4リットル)の中の温度は、カ氏90-270度(セ氏32-132度)の間で調節できる。ソース、スープ、ペイストリー、デザート、煮込み、蒸しという6つの自動プログラムもある。

「プレップ・アンド・クック」
「プレップ・アンド・クック」
Photographer: Joanna McClure for Bloomberg Businessweek, Prop styling by Mila Taylor-Young

競合品

  多機能調理器という商品カテゴリーは米国市場では比較的新しいが、アジアや欧州ではだいぶ普及している。欧州では1960年にこのカテゴリーの先駆けとなった「サーモミックス」ブランドがいまだに最も認知度が高い。サーモミックスは昨年、米国市場に再び参入し、ネットに接続して調理手順をガイドしてくれる「TM5」(小売価格1850ドル=約20万6000円)を発売した。それに比べるとプレップ・アンド・クックは999.95ドル(約11万1000円)と手が届きやすく、そこまでのハイテク機能はなくてもいいがデザインとパワーを重視するという層に訴えるだろう。

評価

  プレップ・アンド・クックはその名の通り、下ごしらえ(プレップ)と調理(クック)をこなす。フードプロセッサー機能で使用するブレードは用途に応じて4種類あり、タマネギのみじん切りもできれば、凍ったバナナをなめらかなスムージーにすることもできる。見事なほど音が静かで、300ものレシピが掲載された本が付いてくるのもポイントが高い。

原題:The One Kitchen Gadget to Rule Them All(抜粋)

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